製品紹介


当社では、主に自動車用シート(座席)に使用されるモールド(型成形)タイプの軟質フォームを製造しています。

モールドタイプのフォームは、成形品形状の自由度が大きく、かつ 複雑な形状が比較的簡単に得られること、各種インサート類と一体成形ができること、フォーム性能の設計自由度が大きいなど、シート類の乗り心地やクッション性などを向上する うえで大変優れたフォーム成形法です。

当社の技術開発チームは、先進的な原料メーカーと協力しながら、新しい配合技術R&D(研究開発)活動を進めています。 10数種類の原料を当社独自のノウハウによってブレンドし、シートメーカーの要求品質を満たすフォーム特性の実現のために多種多様な実験を行っています。

乗り心地など、数値で表しにくい性能が要求されるために、硬度、引張強度、難燃性、耐久性などの静的特性はもちろんのこと、共振周波数、減衰率などの動的特性も検討する必要があります。そのため、配合設計とともに成形技術からの改良が進められており、アルミ鋳型による成形方法も当社独自のノウハウになっています。 タカヤ化成は、あらゆるかたちの自然さと独自性を求て、輝かしい“ポリマー(高分子)の時代”を切り拓いています。

当社の技術蓄積はシートの機能追求の中で新しい素材の特性を次々に開発していくもので、未来社会の新しい造形の基盤となる大きな可能性を秘めています。